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社葬 海外のお葬式


社葬における忌中と喪中

社葬の流れについて社葬と個人葬の大きな違いの一つとして、忌中・喪中という概念があります。個人葬の場合、仏教方式では葬儀が終わったあともしばらくの期間は遺族たちは喪中・忌中として御祝いの行事への出席を控えるなど行動を制限する風習があります。仏教において人は亡くなった後、閻魔大王のもとに連れられてゆきそこで生前の行いについての裁きを受けるものとされています。裁きは7日に一度、7度に分けて行う事になっているので、49日目はその最終的な裁きが下る日ということになります。その為、死後7日ごとに法要の行事を行い最後の49日めには遺族が集まり僧侶を呼んでの読経と焼香、会食を行う事になっています。49日目に丁寧に弔いをすることで、亡くなった人が閻魔大王からよい裁きを受けることができるように願うという意味があります。

49日目以降を「忌明け」といい、それ以後は特に普段と変わらず祝賀会や友人の婚礼などに制限なく出席できます。ただし、忌明けの概念とは別に「喪に服する」という風習も別にあり、故人にとっての両親や配偶者、子供はそれぞれ一定の期間中はしばらく祝賀行事への出席を控えたりします。一般的には配偶者や両親の場合は12ヶ月~13ヶ月・子供の場合は3~6ヶ月となっていますが、配偶者の性別、息子か娘か、義父・義母など宗派によっては細く期間が分かれていることもあります。 忌明けは仏教の節目となる行事ですが、喪明けとなる喪に服す期間を明ける時期については特にこうだというきっちりとした決まりはないようです。よく、とても仲の良かった配偶者や、大切な子供を亡くしたときなどには「一生喪に服すつもりです」といった言葉もよく聞かれます。自分でそうだと言えばそれで期間が決まってしまうということもあるようですが、特にこのような忌明け・喪明けという概念はないようです。社葬が終了したあとに、企業関係者の結婚式があったり、その他御祝い行事やお祭りがあったとしても、そちらに参加をするのは特に問題はないと思います。

神道と仏教の違いについて

現在の日本においては一応最も一般的な宗教とされているのは仏教ですが、その実宗教的な教えや起源といったものをほとんど理解していないという人も相当数ではないでしょうか。仏教は古来日本の歴史に大きな影響を与えてきた宗教ですが、それと同時並行的に民間伝承として信じられてきた神道の存在もまた大きなものでした。過去の歴史をみても、仏教を推奨する時の為政者が神道的な行事をしていたり、世の中の混乱を収拾するために神道を利用したりということもよくあり、厳密に仏教の教えを守るべきというふうには一般的な感覚として備わっていないようです。しかし、葬式という大きな行事の時には、ごちゃまぜになった方式ではなく、きちんと一つの宗派の流儀にのっとった方法で式は行われていきます。社葬においては個人葬よりもより不用意な一言ができない立場にありますので、豆知識的にでもきちんとその宗派や儀式の意味を理解しておくようにするのがよいでしょう。まず一つよく知っておきたいのが、神道と仏教の違いについてです。よく鳥居をくぐった中にある建物を「寺」と呼んだり、仏様の像を拝むときに手をパンパンと叩いたりするような人がいますが、厳密に言えばそれは大きな間違いです。神社に祀られているのは八百万の神と呼ばれる土着の神様であるのに対し、仏教において祀られているのは如来や菩薩、天として呼ばれている神々です。仏教においては人はなくなると仏になると言われており、拝むときには心おだやかに手を合わせるものとされています。神道の場合、神を拝むときには打ち手をする「拍」を行うものとしており、その音によって神を呼び出し自分の願望などを伝えるとされています。一般的な日本の葬儀においてはほとんどの場合、仏教方式によるかと思いますが、同じ仏教においても今度はその宗派によって微妙に儀礼の方式が変わってきます。日本において最も所属人数が多いと言われているのは浄土真宗本願寺派とされていますが、他にも浄土宗や真宗大谷派、高野山真言宗なども僅差で続いています。同じ仏教であればそれほど気を使う必要はないのですが、持ち込む数珠の形式や焼香の仕方、礼の回数などが少し異なることもあります。

ユダヤ教のお葬式について

日本では滅多に経験することがないのがユダヤ教の葬儀です。今後、国際化が進むにつれ、出席はしないまでも関係者の中にユダヤ教の方がいた場合などには何らかの配慮をしなくてはいけない場合もあります。葬儀の式典はかなり伝統的な文化や背景が関連することもあるので、ある程度は他文化の風習について知っておくことも今後は必要になってくるでしょう。ユダヤ教のお葬式の最も大きな特徴は、「遺体が夜を超えてはいけない」とされていることであり、その日のうちに埋葬をされなければいけないということです。ですが、かなり厳格なユダヤ教の国や地域においてもこの当日埋葬のルールでは遠方にいる親類縁者に連絡をつけたり、参列を伝えることができないので、現在では亡くなってから1日から2日程度おくことが通例となっています。またキリスト教などでは亡くなった遺体は病院などの安置所から教会に運ばれ、そこで告別式を行うのですが、ユダヤ教においてはこのような式典は行われません。通常は病院からそのまま墓地に送られます。墓地は「ユダヤ人墓地」として他の宗教の墓地とは違った区域に埋葬されるようになっており、ユダヤ教に改教をしていない人は希望をしても埋葬されることはできないようになっています。ユダヤ教においては遺体は棺桶に入れず、白い布に巻かれた状態でそのまま土中に埋められます。葬儀のときにお祈りをするのはユダヤ教の「ラビ」で、お祈りが終了したあとに遺体に土をかぶせ、参列者は小石を拾ってその上に乗せていきます。これは墓石がなかった時代の風習の名残です。現代では墓石もかなり立派なものになっており、表面には指名や生年月日のほか、「メノーラ」と呼ばれるユダヤの燭台の模様が彫られています。また現代では土葬したあとに低木の樹を植えるというならわしがあり、お墓の周りに庭木が生えているという風景もユダヤ人墓地独特の風景となっています。基本的にユダヤ教のお墓は、一人一箇所となっているのですが、限られたスペースの中に遺体を収めなければならないという事情もあることから、国によっては土の中に二弾重ねをするようにして遺体を埋めたような場所も見られます。最近では土に埋葬せず、コンクリート式の多層埋葬をするところもあるそうです。葬儀の後は「シヴァ」という7日間の喪の期間に入ります。シヴァの時には遺族は柔らかい椅子には座らず、上着の一部を切り裂くなどして悲しみを表します。シヴァのあとも1年間は喪の期間となり御祝いには参加せず過ごします。

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